トウモロコシが主原料のドッグフード

ドッグフードの原材料表記を見ていると、トウモロコシを主原料として使用しているフードが多くあります。
トウモロコシを主原料として使用するメリットには、価格の安さや栄養面などがあり、デメリットとしては消化吸収が困難、太りやすい、アレルギーになりやすいなどがあります。

メリット

価格の安さ

トウモロコシを主原料に使用する一番の理由はコストが安い事です。
主原料とは一番多く使用いている原料の事で、安いトウモロコシを使用して製造する事でフードの価格を抑える事が出来ます。
安くて大容量で売られているドッグフードのほとんどが主原料がトウモロコシと言っても過言ではありません。

トウモロコシよりも安い素材にトウモロコシ粉というものもあります。

栄養面

トウモロコシにはビタミンB1やB2などの栄養素が含まれています。
水溶性ビタミンの一種であるビタミンB1は糖質をエネルギーに変換する役割があるため、炭水化物の消化をサポートする役割があります。
また、皮膚や粘膜の健康維持にも大きく関わっているとも言われています。

ビタミンB2もビタミンB1と同様、皮膚や粘膜の健康維持をサポートしてくれます。
また糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変換する役割もあります。

犬の必須脂肪酸の一つであるリノール酸も豊富に含まれており、健康促進に役立っています。

デメリット

消化吸収が困難

犬は肉食に近い雑食系の動物ですので、トウモロコシを食べても問題があるわけではありません。
しかし酵素の関係から穀物であるトウモロコシを消化吸収するのが困難とされています。
そのため消化に時間がかかり結果胃腸に負担をかける事となります。

犬は動物の肉などを食べてきた歴史を持つため、穀物などの植物性原料より肉などの動物性原料の方が吸収率が高いのが特徴です。
トウモロコシは吸収率が低く、せっかく食べた栄養をしっかり吸収する事が出来ないといわれています。

太りやすい

トウモロコシは穀物ですので、炭水化物を多く含んでいます。
炭水化物はエネルギーとして活躍しますが、運動量の少ない日本で飼育されている犬にはほとんど必要とされていません。
逆に炭水化物を摂取する事で肥満を招いてしまう場合もあります。

アレルギー

トウモロコシはアレルギーとなる可能性が高い食べ物ともいわれています。
消化が困難な食べ物ですので、体が異物と認識する可能性が高くその結果アレルギーを発症してしまいます。
アレルギーが心配な子には避けるのがオススメです。

トウモロコシはドッグフードの原料としてはあまりよくはありませんが、野菜であるトウモロコシ(スイートコーン)は少量であれば犬に与える事が出来ます。
栄養が豊富な食材ですので、芯を取り除きコーンの部分を茹でてすりつぶしてから与えるようにして下さい。

ドッグフードの主原料として使用されるトウモロコシは、値段を安くするために使用されることが多く質も悪い可能性が高いのが特徴です。
トウモロコシだからと避けるのではなく、安すぎるドッグフードという点を心配して下さい。
トウモロコシも質のいいものであれば栄養のある食材ですので、少量であれば健康促進にとても効果的です。

[出典]
トウモロコシが主原料のドッグフード
http://pcmania.jp/~moraz/tools/vimscript/vimscript.html
おすすめしたいドッグフードの成分
http://www.aimax-inc.jp/recommended.html
ドッグフードに含まれる穀物類
http://www.case-europe.com/kokumoturui.html
ドッグフードに炭水化物は不要?
http://www.case-europe.com/tannsuikabutu.html
栄養面のサポートに重点を置いてあるドッグフード
http://www.lancache.com/eiyoumenn.html