ドッグフードに含まれる添加物について

ドッグフードには品質の低下防止や食いつき増加などの理由から添加物が配合されています。

品質の低下防止

品質の低下を予防し長期保存を可能にするために使用する添加物としては、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、エトキシキンなどの「酸化防止剤」やソルビン酸カリウム、亜硝酸ナトリウム、プロピレングリコールなどの「保存料」などに注意が必要です。

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)

抗酸化作用がある物質で、人用の食品でも使用が認められている添加物です。
アメリカの実験により、膀胱がんや甲状腺がんを誘発する可能性があるとされています。

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)

抗酸化作用がある物質です。
BHAと同じくアメリカの実験により、膀胱がんや甲状腺がんを誘発する可能性があるとされています。

エトキシキン

ビタミンEよりも優れた抗酸化作用をもち、安価であるため使用するメーカーが多い添加物です。
毒性が非常に強い物質とされており人用の食品への添加は認められていない物質のひとつです。

ソルビン酸カリウム

防腐防止を目的とした保存料で、遺伝子の突然変異や染色体異常を引き起こす可能性があるそうです。

亜硝酸ナトリウム

肉の色素変化を引き起こし赤色に発色するため赤色着色料としても使用されます。
肉が黒ずむのを防いでくれますが、発がん物質の危険性があるとされています。

プロピレングリコール

主にセミモイストタイプに使用される添加物で、保湿作用や制菌作用、カロリー源などを目的として使用されます。
犬では影響がないとされていますが、猫では赤血球に変化が見られます。

食いつき増加

食いつきを良くしようという理由により使用されている添加物には、グリシリジン・アンモニエート、コーンシロップ、ビートパルプなどの「甘味料」や赤色○号、青色○号、緑色○号などの「着色料」に注意が必要です。

グリシリジン・アンモニエート

甘味料として使用されますが、人用の食品では使用が禁止されている物質です。
安全性が確認されれていない危険な物質です。

コーンシロップ

甘味料として使用されているもので、果糖やブドウ糖果糖液糖、異性化液糖、果糖ぶどう糖液糖、高果糖液糖などの名前で記載されている場合もあります。
甘味料は肥満の原因となるため、糖尿病の罹患率が高くなる可能性があります。

ビートパルプ

佐藤大根から糖分を取り出した残りカス(繊維質)の事で、安価でかさましとして利用されます。
繊維質のため毎日摂取すると慢性的な便秘になる可能性があります。

赤色○号、青色○号、緑色○号

人工着色料はフードの見た目を良くする添加物ですが、ドッグフードに使用する必要がまったくない物質です。
特に赤色3号、40号、102号、105号~106号、黄色4号、5号、青色1号、2号、3号、緑色2号などが危険性が高いため注意が必要です。

[出典]
ドッグフードに含まれる添加物
http://www.satomi-hakkenden.jp/filling-material.html
ドッグフードのリスク 合成添加物
http://dogfoodpet.com/5.html